こんにちは!今日は、ファッション好きの間で注目を集める日本発のブランド「MASU(エムエーエスユー)」の魅力を深堀り!
ヴィンテージと現代が融合する唯一無二の世界観。近年、ファッションシーンで注目を集めているヴィンテージの雰囲気と現代的なデザインが見事に融合したアイテムの数々は、多くのファッション愛好家を魅了しているブランドです。
MASUとはどんなブランド?
MASUは、2017年にデザイナーの後藤慎平氏が手掛け、ヴィンテージウェアにインスパイアされた独特な世界観が特徴。ブランド名は、計量器である「升(ます)」に由来しています。服を作るうえで基準やルールを大切にしながらも、それを超えていく挑戦的な姿勢を表現しているそうです。
デザイナー 後藤慎平氏、その魅力的な歴史を紐解く
MASUのアイテムには、性別や固定概念に縛られない自由な感性が反映されています。これにより、どんな人が着てもその人らしさが際立つデザインが特徴です。

※WWD画像引用
•出身地:1992年生まれ、愛知県出身
•学歴:文化服装学院を卒業し、ファッションデザインの基礎を学びました。その後、国内外のファッション業界で経験を積み、独自の感性を磨いていきました。
•キャリア:2017年に自身のブランド「MASU」を立ち上げました。このブランドは、彼がこれまでに経験した伝統と革新の融合をテーマにしており、特に日本の伝統的な要素を再解釈した現代的なデザインで知られています。
MASUのデザインの特徴
- ヴィンテージとの融合: 古き良き時代のワークウェアやミリタリーウェアを彷彿とさせるデザインが特徴でヴィンテージの要素が随所に取り入れられています。それはただの「懐古」ではなく、現代的な感覚でリメイクされた新しい価値観を持つ服へと昇華されています。
- 現代的なシルエット: ヴィンテージの雰囲気を残しつつ、シルエットやディテールで強い個性を発揮します。オーバーサイズのジャケットやアシンメトリーなカットのシャツなど、一見奇抜に見えるアイテムでも、着ると驚くほど自然に体に馴染みます。
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ジェンダーレスな魅力:性別に縛られないデザインもMASUの大きな特徴。どんなスタイルの人にも似合うアイテムが揃っており、自由なファッションを楽しみたい人にぴったりです。アレンジを加えることで、遊び心のあるデザインに仕上がっています。
MASUの代表的なアイテム
MB Baggy Jeans Used
- 太めのバギージーンズ。USED加工の雰囲気が出てて、ワイドシルエットが今のトレンドにマッチ。
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股上(ライズ)が深めだから、腰で落として履くスタイル/少しハイウエスト気味に履くスタイル、どちらにも対応しやすい。
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裾幅が広め → ワイドシルエットのバランスが強くでる。身長高めの人だとシルエットが映える。
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日本製デニムの13ozは、重すぎず、ほどよい厚さで長く使える。初めは硬さを感じることもあるが、洗い込むほど身体に馴染んでくる。
Angel Bomber Jacket
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デザインモチーフ:天使(Angel)のモチーフが使われてる。グラフィックや刺繍、装飾などで“天使”を描写した要素がある。
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表地・表面感:「ムラ感」のある表地を使っていて、加工感が出てる(ポップコーン風テクスチャやメルトンなど)
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裏地・中綿:裏地にはキルティング構造と中綿が入っていて保温性あり。季節的に秋冬でのアウター仕様。
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シルエット:身頃と袖の裾にタックが入っていて絞られており、丸みを帯びた形/膨らみがあるシルエットになってる。クラシックなボンバージャケットよりもドロップ気味/ゆとりのあるラインを持たせてデザインされてる。
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素材:表地がウール 100%、裏地がポリエステル 100%。透け感なし、裏地あり。伸縮性はなし
Angel Meteor Watch Bracelet
- 時計モチーフのブレスレット。
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ケース部分は 真鍮(ブラス)製。時計っぽい厚みと存在感のある塊(かたまり)で、天使(Angel)の形が切り抜かれているデザイン。
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バンド(ベルト)はヴィンテージウォッチを手掛ける“CURIOUS CURIO”という時計店と、Accurate Form というブランドのもの。ロウ引き加工されたレザーバンドを使用。使い込むほどにロウの白(蝋の粉っぽさ)が落ち着いて、革の艶が増してくる。
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ケースの形状は「隕石のように歪なフォルム」を意図しており、時間・歴史・旅といった概念に縛られないという思いが込められている。
Flower-Cut Leather Trucker Jacket
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ブランドのシグネチャーである レーザーカット デザインを全面にあしらっている。特に花柄(フラワーパターン)のカットワークが目立つ。
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型(シルエット)は“デニムジャケット”風=トラッカージャケットの要素を持たせたものをベースに、MASUらしくモディファイ(改良)されている。無骨さと装飾性のコントラストがポイント。
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素材は ゴートスキン(山羊革)。耐久性もありつつ革の表情も出しやすい革素材。
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裏面には補強のコーティング(裏張り?またはコーティング加工)がされていて、強度や耐久性に配慮されている。さらに、裏側に“輝く箔(フォイル)”を使っているバージョンもあり、見えない部分のディテールにもこだわりあり。
Marble Jeans
- ブランドのアイコン的ジーンズ。
- マーブル柄をレーザーブリーチで表現した加工が特徴。
- ベースとなる生地には、綾方向を交互に組み合わせて織られたブロークンデニムを採用しています。この生地は縮み防止として開発されたもので、デニムでありながらもモダンな表情を持ち合わせています。
- シルエットはストレートに近いフレアシルエットで、裾はスラックスのように仕上げられており、クラシックな印象を強めています。
MASUのアイコニックな「ポップコーン加工」とは?
MASUの代表的なデザインの一つである「ポップコーン加工」。
独特の風合いと、ヴィンテージな雰囲気を醸し出すこの加工は、多くの人を魅了しています。今回は、MASUのポップコーン加工について、その魅力や特徴を深掘りしていきます。
ポップコーン加工とは、生地に特殊な加工を施すことで、まるでポップコーンがはじけたような独特のシワや凹凸を表現したものです。まるで古着のように色あせ、風合いのある表情を生み出すことで、シンプルなアイテムにもアート性を持たせるMASUらしいデザイン哲学を体現しています。
ポップコーン加工の魅力
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独自性のあるテクスチャ
ポップコーンのような膨らみのある質感が、平面的な生地に立体感をプラス。•光の当たり方や角度によって陰影が変化し、動きのある印象を与える。 - 唯一無二のデザイン: 一つ一つ手作業で加工されるため、同じデザインのものが二つとない、唯一無二のアイテムに仕上がります。
- 着込むほどに味わいが深まる: 着込むほどに生地が馴染み、自分だけのオリジナルの風合いを楽しむことができます。
- カジュアルな雰囲気: ポップコーン加工は、カジュアルなスタイルにぴったりです。
ローリング・ストーンズとのコラボレーション
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近年、ファッションシーンで注目を集めるブランド「MASU」が、伝説のロックバンド「ローリング・ストーンズ」とのコラボレーションを発表し、大きな話題となりました。特に、ポップコーン加工を施したアイテムは、その斬新なデザインと両ブランドの世界観が見事に融合した、まさに唯一無二の存在と言えるでしょう。
2025年MASU注目デザイン・スタイル
“Grayish Tale” / トラッド & アイビーの再解釈
2025春夏コレクションのテーマ。
MASUは「トラッド(伝統的)な服の型」を尊重しつつ、それを現代的に解きほぐすアプローチをとってる。
具体的には、ネイビーのブレザー、マリンストライプ、アーガイル柄といったアイビー系のモチーフを使いつつ、古典的な形を smocking(シャーリング)やアコーディオンプリーツで「変形」「ディテールのズラし」を加えてる。
「Grayish Tale」という名前の通り、「白と黒の中間」「グレイっぽさ」「落ち着いた中間色」のニュアンスが多用されてる。そこにアクセント色を差す構成。
強めのカラーアクセントもポイント。例えば赤や黄色、チェック系/プラッド(格子)があいまって、クラシックなアイビー感がポップになる。
ロゴ・コラボレーション/グラフィック要素
VERDY とのコラボが続いていて、「MASU BOYS CLUB」の文字、アイビーの蔦モチーフ、キャラクター「VICK」などを用いたアイテムが人気。
VAN JAC by 石津謙介へのオマージュ。肖像画風のスウェット「Great Man Sweatshirt」風デザインなど、歴史的文脈をグラフィックで取り込む試み。
テクスチャー/素材のバラエティ:ルエット:バギー/ワイドなフォルム
アコーディオンプリーツ、シャーリング(smocking)などで形を変えることで立体感や動きが出るアイテム。
染色・ヴィンテージ風加工、ムラ感、アンティーク感を出す洗い加工、裏地の工夫など。古着寄りの風合いが強く出ている。
ボトムスはバギージーンズやワイドストレートなどゆとりあるシルエットが目立ってる。ストリート&トラッドの掛け合わせ。
トップスとの対比重視で、オーバーサイズや少し丈を短めにするデザインもあり。フーディやジャケットでバランスを取ってる。
レザー・アウターのアップデート
FW25コレクションでも、クラシックモーターサイクルジャケットをカウレザーで上質に仕立て直すなど、レザーアウターの見せ方が強化されてる。
またスパイキーブルゾンやコーデュロイ素材を使ったパンツなど、異なるテクスチャーのアウターアイテムにも注目。
MASUの価格帯は?
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MASUの価格帯は、アイテムの種類や素材、ディテールによって大きく異なりますが、一般的に中価格帯から高価格帯に位置付けられます。
1. トップス(シャツ・Tシャツなど)
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価格帯: 約25,000円~50,000円
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特徴: 独特なシルエットやアート性の高いプリントが特徴的。高品質な素材が使用されています。
2. アウター(ジャケット・コートなど)
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価格帯: 約70,000円~150,000円以上
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特徴: テーラリングが効いたジャケットや大胆なカッティングのコートなど、MASUの世界観を体現するアイテムが揃っています。
3. ボトムス(パンツ・スカートなど)
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価格帯: 約35,000円~80,000円
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特徴: ユニークなシルエットやディテールが特徴的で、日常的に使いやすい一方で存在感も抜群です。
4. ニット・セーター類
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価格帯: 約40,000円~100,000円
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特徴: 素材の柔らかさと手作業のディテールが際立つアイテムが多いです。
5. 小物(アクセサリー・バッグなど)
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価格帯: 約10,000円~50,000円
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特徴: シンプルながらもMASUらしいひねりの効いたデザインが魅力です。
価格が変動する要因
- 素材: カシミヤやシルクなど、高級素材を使用しているアイテムは高価になる傾向があります。
- デザイン: 複雑なデザインや、コラボレーションアイテムなどは高価になる場合があります。
- 生産国: 日本製やイタリア製など、生産国によっても価格が変動します。
- シーズン: 限定品やシーズンアイテムは、プレミア価格がつくことがあります。
価格帯が比較的抑えめなアイテム
- Tシャツ: 比較的リーズナブルな価格で購入できるアイテムです。
- カットソー: コットン素材のシンプルなカットソーは、ベーシックアイテムとしておすすめです。
MASUが購入できる場所
MASUは国内外のセレクトショップ・オンラインストアなどで取り扱われています。代表的な取り扱い店舗には以下があります:
1. MASU直営店
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PALETTE art alive は、大阪市西区南堀江にあるMASUの直営店であり、MASUの最新コレクションや限定アイテムを販売しています。また、店内にはカフェスペースもあり、ゆっくりとショッピングを楽しめます。
2. セレクトショップ
- 伊勢丹新宿店メンズ館: MASUのポップアップストアが開催されるなど、積極的に取り扱っている百貨店です。
- 阪急メンズ東京: 幅広いジャンルのブランドを取り扱うセレクトショップで、MASUもその一つです。
- ドーバー ストリート マーケット(Dover Street Market): 世界中のハイエンドブランドが揃うセレクトショップ。MASUの洗練されたアイテムも取り扱われています。
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GR8(グレイト): ストリートとモードが融合したセレクトショップ。国内外の新鋭ブランドを取り扱っており、MASUも定番ラインナップに含まれています。
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エディション(EDITION): 高感度なアイテムが揃うセレクトショップで、MASUのユニークなデザインに触れることができます。
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リステア(RESTIR): ラグジュアリーとアバンギャルドを融合したショップ。MASUの注目アイテムが並ぶことも。
3. オンラインストア
1. FARFETCH(ファーフェッチ)
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特徴: 世界中のセレクトショップからMASUのアイテムを探して購入できるプラットフォーム。
2. GR8公式オンラインストア
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URL: https://www.gr8.jp
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特徴: 最新コレクションがいち早くアップデートされるので、狙い目のアイテムを逃しません。
MASUまとめ
MASUは、ファッションを「着るアート」として楽しませてくれるブランドです。
「ノスタルジックなのに新しい」この相反する感覚をファッションに落とし込めるのがMASU最大の魅力。
ジェンダーやジャンルにとらわれない柔らかいモードスタイルを楽しみたい人にぴったりのブランドです。
他にはない独特の世界観と、高いデザイン性を持つアイテムは、どれも特別な存在感を放っています。ヴィンテージと現代が融合した、唯一無二の世界観を持つブランドです。丁寧なものづくりへのこだわりが感じられるアイテムは、長く愛用できること間違いなし。普段のスタイルに個性をプラスしたい人や、新しいファッションの可能性を探している人にとって、MASUはきっと心を掴むブランドになるでしょう。ぜひ、あなたもMASUの世界観に触れてみてください。





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