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【ファッション業界の疑問】WORKMAN(ワークマン)衰退の原因とは?かつての勢いが落ちた理由を徹底分析



皆さんこんにちは、一時期、「コスパ最強のワークウェア&アウトドアブランド」として話題になったワークマン

特に、アウトドアやスポーツウェア市場に進出した「ワークマン+(プラス)」の成功で、

一時はユニクロやワークウェア市場を脅かす存在でした。

しかし最近、「ワークマンの勢いが落ちてきた?」という声も聞こえてきます。

なぜ、かつての快進撃が落ち着いたのか?

今回はワークマンの衰退が囁かれる理由を、詳しく分析してみましょう。

 

ワークマンの歴史:作業着から”ファッションブランド”への進化

創業:ワークウェア専門店として誕生(1980年)


公式HPより

1980年

  • 群馬県伊勢崎市に「職人の店 ワークマン」1号店をオープン。
  • 当初は、建設現場などで働く職人向けの作業服や工具などを販売していました。

1982年

  • 株式会社ワークマンを設立。
  • フランチャイズ展開を開始し、店舗数を急増。圧倒的なシェアを確立。

1988年

  • 100店舗体制となる。
  • 東京本部を開設し、東日本地区への展開を本格化。

2000年代

  • 2004年:ジャスダック証券取引所に株式上場。
  • 2009年:800店舗体制となる。

転機:一般向け市場への進出(2010年代〜)

  • 2011年:福岡地区本部を開設し、西日本地区への展開を強化。
  • 2016年:新業態店「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」を念頭に置いたカジュアルなCM展開が始まる

一般消費者にも人気が出始めた!

SNSで「ワークマンの服、意外といい」と話題に!

アウトドア・スポーツ市場への挑戦!

大ヒット!ワークマン+(プラス)の登場(2018年)

  • 2018年:「WORKMAN Plus」をオープンし、一般客向けのカジュアルウェア市場に参入。
  • 2020年:「#ワークマン女子」プロジェクトが話題となり、女性客層を開拓。

ワークマンは、長年にわたり、職人向けのプロ仕様の作業服を提供してきました。 しかし、近年では、アウトドアウェアやスポーツウェアの開発にも力を入れ、一般客向けのカジュアルウェア市場にも参入しています。
特に、2018年にオープンした「WORKMAN Plus」は、高機能・低価格なアウトドアウェアが人気を集め、ワークマンの知名度を格段に向上させました。
また、「#ワークマン女子」プロジェクトは、SNSを中心に話題となり、女性客層の開拓に成功しました。

新業態:ワークマンカラーズ(Workman Colors)

「ワークマンカラーズ」は「ワークマン+」「ワークマン女子」に続く新ブランド。

ワークマンカラーズとは、ワークマンが展開する新しい業態の店舗です。
もともと「#ワークマン女子」として展開していた店舗を、2024年2月20日から「Workman Colors」に改名しました。

ワークマンカラーズの主な特徴

① カジュアル&タウンユース向けデザイン

従来のワークマンはアウトドアや作業服のイメージが強かったですが、

ワークマンカラーズでは「日常で着やすいデザイン」が充実!

例えば…

シンプルだけどおしゃれなカラーパーカー

カジュアルなワイドパンツやスウェット

普段使いしやすいスニーカーやバッグ

ユニクロやGUのように、シンプルで使いやすいアイテムが多いのが特徴

② 色使いが豊富!明るいカラーバリエーション

ワークマンカラーズの最大の特徴が、豊富なカラーバリエーション

これまでのワークマンは、黒・グレー・カーキといったシンプルな色が中心でしたが…

▶ ワークマンカラーズでは、ピンク・ブルー・オレンジなどカラフルなアイテムが多数!

▶ 性別問わず楽しめる色展開で、「ワークマン女子」にも人気

「ワークマン=地味」というイメージを覆す、おしゃれなカラーデザインが魅力です

③ 低価格×高機能!コスパの良さはそのまま

デザイン性がアップしても、ワークマンの最大の強みであるコスパの良さはそのまま!

例えば…

👕 カラーパーカー → 1,500円~

🧥 ライトアウター → 2,900円~

👟 スニーカー → 1,900円~

ユニクロやGUと比べても、お財布に優しい価格設定が魅力!✨

さらに、ワークマンならではの撥水・防風・ストレッチ機能がしっかり備わっているので、

コスパの高さは抜群です!

WORKMAN(ワークマン)のオリジナルブランド

1️⃣ FieldCore(フィールドコア)|アウトドア&カジュアルウェア

https://workman.jp/shop/brand/fieldcore/

特徴

  • アウトドアウェア、スポーツウェアを中心としたブランドです。
  • 防水性、防風性、透湿性などの機能性に優れており、本格的なアウトドアシーンにも対応できます。
  • デザインもシンプルでスタイリッシュなものが多く、普段使いにもおすすめです。

代表アイテム

AERO STRETCH(エアロストレッチ)シリーズ → 軽量&動きやすいパンツ

撥水パーカー → 雨の日でも快適なアウター

耐久撥水ウォームジャケット → キャンプ・登山に最適!

2️⃣ Find-Out(ファインドアウト)|スポーツ&トレーニングウェア


https://workman.jp/shop/brand/find-out/

特徴

  • カジュアルウェアを中心としたブランドです。
  • 普段使いしやすいベーシックなデザインで、価格も手頃なものが多くあります。
  • ワークマンならではの機能性も備わっており、コストパフォーマンスに優れています。

代表アイテム

冷感コンプレッションウェア → 夏でも快適なインナー

ジョガーパンツ → ジムやランニングに最適

アスレシューズ → 軽量&クッション性抜群のスポーツシューズ

3️⃣ AEGIS(イージス)|バイク&防寒ウェア

https://workman.jp/shop/brand/aegis/

特徴

  • 防水ウェアを中心としたブランドです。
  • 高い防水性、透湿性を誇り、悪天候の中でも快適に過ごせます。
  • バイクや釣りなど、水に濡れるシーンに最適です。

代表アイテム

イージス防水防寒スーツ → 冬のバイク乗りにマスト!

防水防寒ジャンパー → 雪の日でも快適なアウター

レインスーツSTRETCH → バイク通勤やアウトドアに最適

WORKMAN(ワークマン)衰退の5つの原因

① 競争激化:ライバルブランドの台頭

ワークマンの成功を見て、他のブランドも機能性ウェア市場に参入。

結果、ワークマンの独自性が薄れてしまったのです。

ユニクロ・GU:「ブロックテック」や「GEAR」で高機能ウェアを展開

しまむら:プチプラで機能性を取り入れたカジュアルウェアを強化

ノースフェイス・パタゴニア:アウトドア層の本格志向がシフト

特にユニクロは、デザイン性・品質のバランスが良く、

「価格差があまりないならユニクロを選ぶ」という人も増えました。

② デザイン性の限界:おしゃれ層の離脱

ワークマンは機能性が魅力ですが、デザイン面ではまだ洗練されていな部分も。

✅ 「安いけど、シルエットや色使いがイマイチ」

✅ 「街着としてはちょっとダサい」

✅ 「結局、ユニクロや無印の方が使いやすい」

SNSで一時的にバズったものの、「普段着として取り入れにくい」という声が増え、

定着せずに離れてしまった層も多かったようです。

③ 価格と品質のバランスが崩れた

ワークマンは「高機能&低価格」が最大の強みでしたが、

最近では価格が上がり、コスパの魅力が薄れてきたとも言われています。

✅ 以前は3,000円台で買えたアウターが、5,000円以上に

✅ 「値段の割に品質がそこまで良くない」という声も増加

特に、アウトドアやスポーツウェアとしての耐久性や防寒性が不十分と感じるユーザーも増え、

④ 店舗運営の問題

フランチャイズ制度を採用しているワークマンでは、店舗運営の質にばらつきがあるという指摘もあります。店舗のオーナーに商品を買い取ってもらうという形式のため、本部との連携が取りにくいという側面もあります。

⑤ 既存客離れ

もともと作業服専門店であったワークマンは、職人などのプロ顧客に支持されていましたが一般客の来客が増え駐車場に停めれないや買い物するまでに時間がかかる、商品の種類が少なくなったと
プロ顧客からの不満の声が上がり、ホームセンターなど作業着が購入しやすいお店に流出しているのが原因の一つである。

まとめ

ワークマンのこれから

ワークマンは完全に衰退したわけではなく、

作業着市場では依然として強いブランドです。

ただし、アウトドア・カジュアル市場では転換期にあり、今後の戦略が重要になってきます。

デザイン性の向上(普段着としても使えるアイテムの強化)

価格と品質のバランスの見直し(コスパの魅力を取り戻す)

ターゲット層の再設定(本当に求められている層を狙う)

これらの改善が進めば、再びワークマンの勢いが戻る可能性も!




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