
こんにちは、靴フェチの皆さん!
今日はメンズファッションの“最後の砦”とも言える革靴の世界について、じっくり語っていこうと思います。
スニーカーもいいけど、やっぱり革靴を履いたときの背筋がピンと伸びる感じ、あれってやっぱり特別ですよね。
でも、「革靴って種類が多すぎてよくわからない…」という方、多いんじゃないでしょうか?
そこで今回は、代表的な革靴の種類やトゥの種類をわかりやすく、かつちょっとオシャレに紹介しちゃいます!
代表的な革靴の種類と特徴
① オックスフォード(Oxford)=ザ・ドレスシューズ

19世紀のイギリス・オックスフォード大学の学生たちが、当時流行っていたブーツに反発して履き始めた靴がルーツとされているんです。
「トレンドに逆らって生まれた靴が、いまや定番」って、なんだか粋ですよね。
内羽根式(クローズド・ラシング)構造の革靴のこと。
「羽根」って何?と思った方へ。
靴ひもを通す部分=「羽根」と呼ばれます。
オックスフォードは、この羽根が内側に縫い付けられていて、見た目がスッキリ&上品なのが特徴!
イギリス紳士の正装には欠かせない存在。革靴の“王様”とも言える存在で、冠婚葬祭や就活にもバッチリ対応。
② ダービー(Derby)=カジュアル×上品のバランスが

ダービー靴は、フォーマルすぎずカジュアルすぎない“ちょうどいい革靴”
外羽根式(オープン・ラシング)構造の革靴。
靴ひもを通す「羽根(はね)」部分がアッパー(甲革)の上に外付けされていて、ひもを緩めやすく、履き口が大きく開くのが特徴。
オックスフォードよりも少しラフ。外羽根なので足の甲が高い人でも楽に履けるのが魅力。
ジャケパンやビジカジスタイルにぴったり・ちょっとオフの日のキレイめコーデにも
就活や葬儀などには不向き(フォーマル度がやや低い)
③ ローファー(Loafer)=脱ぎ履き楽ちんの常連

特徴:
ローファーは、「楽だけど手抜きに見えない」「きちんとしてるけど堅すぎない」
そんな、大人が求める理想のバランスを持った革靴です。
スリッポン型(ひもなし)で履ける、カジュアル寄りの革靴。
名前の「Loafer」は英語で「怠け者」を意味する言葉が語源。
つまり「ひもを結ばずにサッと履ける=ラクチンな靴」という意味なんです。
ただローファーはひもで調整できないため、サイズ選びが超重要です!
ビジネスカジュアル〜休日スタイルまで幅広く対応。ペニーローファー、タッセルローファーなど細かい種類も豊富。
「革靴をはじめて買うならローファーから」って言う人も多いです!
④ モンクストラップ(Monk Strap)=バックルが映える個性派

モンクは、スニーカーには絶対にない「金具×レザーの美しいバランス」が魅力。
だからこそ、“大人の上品なひとクセ”としてスタイリングに効いてきます。
バックル(ストラップ)で留める、ひもなしの革靴。
僧侶(モンク)が履いていたサンダルがルーツとも言われる、歴史あるデザイン。
名前の通り、バックル付きのストラップで甲を固定するのが最大の特徴です。
レースアップじゃない=他人と被らない! そんなあなたにおすすめ。1本ベルト(シングルモンク)と2本(ダブルモンク)があります。
ひも靴が面倒だけど、ローファーだとカジュアルすぎると感じる人
⑤ ブローグ(Brogue)=穴飾りの粋なやつ

アッパーに穴飾り(パーフォレーション)を施した革靴の総称。
この穴は単なる装飾ではなく、もともとはスコットランドの湿地帯で靴を乾きやすくするための通気穴だったという説があるんです。
それが今では「格式ある英国的装飾」として、スタイルの一部になっています。
実は“穴”は昔、湿地で靴を乾かすための実用性から来ているとか…。
ウィングチップやセミブローグなど、デザイン性が高い分、カジュアル寄り。
英国調スーツやツイードと相性抜群・休日のジャケパンスタイルやトラッドコーデにハマります。
⑥ チャッカブーツ=秋冬に映える男靴

「革靴の気品」×「ブーツの男らしさ」×「カジュアルな抜け感」
この3つを絶妙なバランスで持ち合わせた、まさに万能選手です。
くるぶし丈・短めのブーツタイプの革靴。2~3対のハトメで紐を結ぶシンプルなデザイン。
その名も「チャッカ」は、ポロの1試合の“チャッカ(=時間単位)”に由来しています。
革靴の中でも「ブーツ系」はかなり“通”な印象。ドレスアップもできて、防寒性も◎。
チャッカブーツやチェルシーブーツ(サイドゴア)なんかは、1足あると冬コーデが引き締まります!
革靴ほど堅苦しくなくパンツを選ばず、スタイルを上品に格上げしてくれスーツにもOKなバランスの良さが魅力。
革靴の「トゥ」種類まとめ|足元から“センス”がにじみ出る!
① プレーントゥ(Plain Toe)|ミニマル派の王道

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つま先に装飾なしの超シンプルデザイン
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ビジネスからカジュアルまで使いやすい万能選手。
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静かに「センスいいな」と思わせる、通好みの一足。
🎯向いている人:ミニマル派、スーツも私服も両方で使いたい人
② キャップトゥ(Cap Toe)|ザ・ビジネス定番

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つま先に横一文字の切り替え(キャップ)があるタイプ
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最も一般的なドレスシューズの形。
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特に内羽根式+キャップトゥは“就活三種の神器”のひとつ。
🎯向いている人:スーツメインで使いたい人、フォーマルを意識する人
③ ウィングチップ(Wing Tip)|クラシック&装飾派

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つま先が“W”型の切り替えになっている
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ブローグ(穴飾り)と組み合わさることが多い。
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トラッドやブリティッシュな装いにマッチ!
🎯向いている人:カジュアル寄り、ジャケパン派、お洒落な抜け感がほしい人
④ セミブローグ / フルブローグ|装飾好きにおすすめ

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セミブローグ:キャップトゥ+穴飾り(控えめ)
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フルブローグ:ウィングチップ+穴飾り(派手め)
どちらも「フォーマルすぎず、個性あり」という絶妙なバランスが魅力。
🎯向いている人:ドレッシーな中に遊び心を入れたい人
⑤ スクエアトゥ(Square Toe)|シャープで都会的

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つま先が四角っぽく平たくなっている
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一時期ビジネスシーンで流行ったが、今はやや好みが分かれるデザイン。
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モード感やクセ強めなスタイルに合う。
🎯向いている人:モード系・個性派・人と被りたくない人
⑥ ラウンドトゥ(Round Toe)|やわらかさと親しみ感

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つま先が丸く、柔らかな印象
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カジュアル寄りで、ナチュラル系コーデや休日スタイルにおすすめ。
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ブーツやローファーに多く見られる。
🎯向いている人:優しい雰囲気を出したい人、きれいめカジュアル派
革靴選びで絶対に外せない5つのポイント
1. サイズ・フィット感が最優先!
革靴はスニーカーと違って、足にぴったり合ってこそ“真価”を発揮します。
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足長だけでなく「足幅」や「甲の高さ」も重要!
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新品時に少しキツく感じるくらいがちょうど良い(革は馴染む)
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長時間履いて痛くなる靴は絶対NG
🎯おすすめ:夕方の足がむくんだ時間帯に試着しよう
2. 用途に合ったデザインを選ぶ
革靴には「フォーマル」から「カジュアル」まで幅広い種類があります。
シーン |
おすすめの靴 |
---|---|
就活・冠婚葬祭 |
内羽根×キャップトゥ(オックスフォード) |
ビジネスカジュアル |
外羽根やローファー |
休日スタイル |
チャッカブーツやラウンドトゥ |
自分のライフスタイルに合った靴を選ばないと「使いづらい靴」になりがちです。
3. 素材の違いを理解する
「革」には種類があります。それぞれの特徴をざっくり押さえておくと◎!
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カーフ(子牛):きめ細かくて高級感あり、王道
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スエード:柔らかくカジュアル、秋冬向け
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コードバン:ツヤが美しく高級、雨に弱いので注意
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型押しレザー:傷が目立ちにくく扱いやすい
📌 ポイント:見た目だけでなく「お手入れのしやすさ」も考慮!
4. ソール(靴底)のタイプをチェック
足元の快適さや耐久性は「ソール」で決まると言っても過言じゃありません。
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レザーソール:通気性◎・クラシックな印象・滑りやすい
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ラバーソール:滑りにくく歩きやすい・雨の日OK・ややカジュアル
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ダブルソール:厚みがあって重厚感あり・耐久性も◎
用途によって選ぶべきソールは変わってきます!
5. メンテナンスを楽しめるかどうか
革靴は「履く」だけでなく「育てる」楽しさも魅力のひとつ。
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定期的にブラッシング・クリーム・防水ケアは必須
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ケアをすれば10年選手にもなる
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自分だけの“味”が出てくるのも魅力!
👞→👑 革靴を育てることで、靴があなたの“相棒”になります。
まとめ:革靴は“足元の哲学”
革靴って、見た目だけじゃなくて、履く人の生き方や価値観がにじみ出るアイテムだと思っています。
革靴選びは、ただのファッションじゃない。
それは自分をどう見せたいか・どう生きたいかを決める“スタイルの選択”なんです。
最初はちょっとハードルが高く感じるかもしれませんが、自分のスタイルに合った一足が見つかると、ぐっとコーデに深みが出ますよ!
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