「韓国映画を勝手に日本人俳優キャスティングしてみた！」韓国映画「悪人伝」ヤクザ組長＆暴力刑事の異色タッグバイオレンス映画。あらすじ＆レビュー＆考察

こんにちは！韓国映画大好きならんまるです！

韓国映画の虜になり年間100本以上の韓国映画を鑑賞しています。
その中から私がオススメする韓国映画を私の個人的な視点から映画をレビュー・考察していきたいと思います。

ネタバレ(あらすじ)紹介や考察・レビュー・独自の評価と勝手に日本でリメイクしたらの日本の俳優で誰がぴったりか妄想でキャスティングしてみました。

本サイトはネタバレを含みますのでご注意下さい。

今回紹介する韓国映画・・バイオレンスアクション映画『悪人伝』とは・・・

韓国の肉体派俳優であるマ・ドンソクと演技派俳優キム・ムヨルによるバイオレンスアクション映画です。
ヤクザのボスと暴力刑事が連続殺人犯を協力して追跡する異色の映画「悪人伝」を紹介します！

韓国を舞台に正体不明の連続殺人犯に襲撃されたヤクザの組長と殺人犯を追う暴力刑事がお互いのメリットの為に手を組んで追いつめていく異色なバディ捜査を描いたバイオレンス・アクション映画です。

悪は正義と手を組み、正義は悪と手を組み殺人犯を追う中で、このままで良いのかお互い葛藤しながら追跡する物語、ラストの15分はどう転ぶか目が離せない内容になっております。

韓国映画『悪人伝』の概要

作品名	悪人伝（악인전）
公開	韓国　2019年5月15日日本　2020年7月17日
監督	イ・ウォンテ
出演者	マ・ドンソクキム・ムヨルキム・ソンギュ
上映時間	110分

韓国映画『悪人伝』の考察＆あらすじ（ネタバレ）

ヤクザの組長刺される・・・

始まりは、追突事故を起こされた男性が追突してきた男に突然めった刺しにされて殺害されるという殺人事件が発生。

無法者の刑事であるテソクは大物ヤクザの組長であるドンスのお店に立ち入っては違法な検挙を繰り返していた。
しかしドンスはテソクの上司のチーム長とも繋がりがある組長でもあったのでテソクがお店で暴れる度にチーム長に苦情の電話を入れていたのであった。

殺人現場に着いたテソクは車の状況を調べているうちに去年から発生している連続殺人事件と今回の事件は凶器は同じで傷痕も一致するため、同一犯の犯行だと睨んでいましたが、普段からやりたい放題のテソクはチーム長に煙たがられていたので彼の意見を否定し捜査はされなかったのである。

その日の夜、一人で自家用車を運転していたドンスは後続車に車をぶつけられ後続車から降りた男に突然背後から刺される。ドンスも瀕死の状態のなか反撃をしたので男は逃走するのであった。

犯行が対立する組織によるものだと考えたドンスは手下に犯人の似顔絵を描かせ、独自に襲撃犯を追い始めました。テソクもまた引き続き連続殺人鬼を追っていましたが、有力な手掛かりは得られないままでした。
テソクはドンスが入院しいている病院に面会にきて襲撃犯が連続殺人事件と同一犯であろう事と昨夜の出来事で憶えている事を聞こうとしましたがドンスは応じなかった。

組長と刑事の共同捜査

そんな時、長距離トラックの運転手が殺される事件が発生、犯人が投げ捨てた凶器と犯行に使った車をドンスの手下は手に入れる。証拠を手に入れたドンスはテソクに金と手下を貸すので、情報を共有して犯人を捕まえようと取引を持ち掛ける。
テソクも連続殺人犯の情報収集に行き詰まっていたのもあって取引に応じることにした。

しかしテソクは犯人を捕まえた後にドンスも逮捕しようと考えていたのであった。
もちろんドンスもテソクを利用したら殺害するつもりだったのである。

早速テソクは2人の部下と共に犯人が乗り捨てた車を調べ採取した証拠を鑑定班に渡し鑑定してもらうと被害者のDNAと一致。
一方ドンスは敵対する組長を殺人犯が捨てた凶器で殺害して犯人が殺害したかのように画策したのであった。
当然ドンスが殺害した組長暗殺の凶器とも一致。

凶器はドンスの手元にあるのを知っていたテソクはドンスの元へ殴り込みに行き激しい殴り合いをしましたが、ドンスは部屋に隠しカメラを仕掛けていて「この事を話したら、この動画を公表する」とテソクを脅してきましたのでテソクもなくなく共同捜査を継続する事にしたのであった。

連続殺人鬼の正体

ドンスは自分が殺害した敵対する組長の葬式に参列していました。そこにはドンスを襲撃した殺人鬼も参列していたのであった。
殺人鬼は殺害された組長の側近に「自分の刃物が殺しに使われた」と書かれたメモを渡して去っていきました。
組長を殺したのはドンスとわかった側近はドンスを襲撃する計画をたてるのであった。

その夜、テソクに呼び出されたドンスは殺人鬼の車に証拠が残っているはずだと2人で証拠を探し出していました。
手がかりを発見したその時、敵対する組の手下たちが現れて２人に襲いかかってきましたが手下たちを返り討ちにテソクは側近を殺害してしまうのであった。

テソクは連続殺人事件の捜査から外され、誘拐犯を追っていた。捜査上に浮かんだ誘拐犯の自宅に乗り込むと誘拐犯が写っている写真を発見、それがドンスが作成した殺人鬼の似顔絵と完全に一致していることに気付きました。
テソクは写真の男であるギョンホが連続殺人鬼だと確信。ドンスに誘拐事件で録音した音声を聞かせると犯人と確信するのであった。

襲撃されて戦う格闘シーンは無敵のドンスと刑事なのに余り強くはないテソクの両極端なパワーバランスが面白く、偶然側近を殺してしまったテソクにドンスが後始末は俺がすると・・少し友情が芽生えた展開が良かったです。

ギョンホの捕獲・・・予想外の復讐劇・・・・

後日殺人犯のニュースがテレビで流れる事に、テソク達とドンスの手下は協力してギョンホを探すことに・・・ようやくギョンホが宿泊しているホテルを捜し当て待ち伏せするのであった。
しかし犯人は直前で待ち伏せしているのに気づき逃走。

テソクとドンスと側近はギョンホを追跡する事に・・・・
路地を追っていく中でドンスの側近がギョンホに殺されてしまう。

ドンスはギョンホの後を追ってカラオケ店の個室に潜伏していたギョンホを見つけ出し、ボコボコにして連れ去り拷問をして殺そうとした時、テソクが車で突撃しドンスを吹き飛ばし、ギョンホを逮捕するのであった。
連日聴取が行うも、ギョンホが一連の連続殺人事件に関与したとされる決定的な証拠は未だに見つからないばかりか、ギョンホは殺人に快楽を覚えており、自らの罪を裁くことはできないと堂々とした態度。

テソクは悩んだ末に別件で指名手配されていたドンスを説得して裁判で証人として呼び出したのであった。

ドンスは法廷で襲われた時のことを証言しギョンホは死刑を求刑されるのであった。

ドンスも逮捕されることになる。
しかしドンスが収監された刑務所にはギョンホが収監されていたのであった。
ドンスは収監された日、ギョンスを見つけ微笑むのであった。

マ・ドンソクの悪魔の微笑み・・・怖すぎでしょ・・・

それこそ事前にテソクとの交渉で約束していた復讐の結末であったのである。

ラストシーンは刑務所でシャワーを浴びているギョンスのもとにドンスがやって来て終わるのでした・・・

最後のシーンを視聴者の想像にお任せするスタイルは韓国映画に多い描写で苦手ですが・・・この映画に関しては良かったでした。