「韓国映画を勝手に日本人俳優キャスティングしてみた！」韓国パニック映画「非常宣言」高度28000フィートの逃げ場のないウイルステロとの戦い！あらすじ＆レビュー＆考察

こんにちは！韓国映画大好きならんまるです！

韓国映画の虜になり年間100本以上の韓国映画を鑑賞しています。
その中から私がオススメする韓国映画を私の個人的な視点から映画をレビュー・考察していきたいと思います。

ネタバレ(あらすじ)紹介や考察・レビュー・独自の評価と勝手に日本でリメイクしたらの日本の俳優で誰がぴったりか妄想でキャスティングしてみました。

本サイトはネタバレを含みますのでご注意下さい。

今回紹介する韓国映画・・パニック映画『非常宣言』とは・・・

韓国映画界を代表する俳優ソン・ガンホとイ・ビョンホンが共演した、飛行機内で発生したウイルステロとの戦いを描いたパニックスリラー映画。

持病を持つ娘とハワイに行くために空港にいた男に怪しい男が付きまとう。
ハワイに向かう飛行機の中で乗客の不審死が相次ぎ危機的な状況に立たされた登場人物たちの姿を手に汗握る展開で描くあらすじになっています。

家族を守るために上空と地上で救出を試みるパニック映画。登場人物が高度28,000フィートでの密室での絶望感の中、未知のウィルスとの戦いをスリリングに描いています。

韓国映画『非常宣言』の概要

作品名	非常宣言
公開	韓国　 2022年8月3日
監督	ハン・ジェリム
出演者	イ・ビョンホンソン・ガンホキム・ナムギル
上映時間	147分

韓国映画『非常宣言』の考察＆あらすじ（ネタバレ）

バイオテロの始まり・・・

韓国仁川空港ではパクと娘スミンがハワイ行きの出発ロビーで搭乗口が開くのを待っていました。
空港内にはビジネスマン風の怪しい青年ジンソクが・・・・
トイレで不審な行動をしていたジンソクは偶然トイレにいたスミンに行動を見られたため付きまとっていました。

こんな怪しい人、すぐに警備員にマークされるでしょ！

パクは、スミンに付きまとうジンソクを追い払ったのですが、ジンソクが同じ飛行機に乗っていた事を知り不安になっていましたが、150人の乗客乗員を乗せた仁川発のハワイ・ホノルル行の飛行機「KI501便」は、定刻どおり離陸しました。

一方、ベテラン刑事のクが、娘の反抗期とハワイに友人達と行く妻に愚痴をこぼしながらバイオテロの犯行予告動画をSNSにアップした事件を捜査していました。捜査対象であるリュ・ジンソクの家を家宅捜査すると浴室から遺体が発見され、死因は毒物によるものでした。

さらに部屋の中にはビデオテープがあり、そこにはウイルスで殺された住人の死体とネズミを使った実験映像が残されていました。ジンソクがウイルスを使って飛行機テロを起こそうとしていることが分かったクは、空港に行きリュ・ジンソクが搭乗した飛行機を調べると妻のヘヨンが乗っているKI501便であることを知り愕然とします。

一方、同じ便に不審な男が搭乗したことで不安なパクは隣の席に座っていた乗客が見ていた動画の犯行予告動画に映る男が不審な男と同じだと気付き乗務員に伝える事にしました。

その直後1人の乗客男性が苦しみながら死亡。
パクはすぐにジンソクによる犯行だと気づき彼を問い詰めます。するとジンソクは手に何かを持ち逃走を図りましたが複数の乗客により、ジンソクは拘束されました。

だが機内の空気で循環したウィルスのでいで次々と機長や乗務員、乗客たちが次々と原因不明で死亡し、飛行機の中は恐怖とパニックに包まれていくのであった。

今のご時世にマッチしていてテロでなくても空気感染の病原体は密室で換気ができない状況では恐ろしいと改めて思いました。

容疑者の生い立ちと犯行動機！

一方地上では飛行機テロの知らせを受けた国土交通省のキム大臣と大統領府危機管理センターがテロ対策会議を開きました。

ジンソクは製薬会社「ブリコム社」で働いていましたが、4年前に退職していたことが判明。さらに彼の母親は有名な微生物学者でしたが2月に病死していた事が判明しました。

しかも機内で死亡した乗客男性と、ジンソクの家で発見された遺体には全身に水疱がある共通点がありました。

キム大臣達はジンソクとの交渉を求めKI501便に衛星電話をかけ、ヒョンス副操縦士を介してジンソクを尋問しました。
ジンソクは、犯行動機は「逃げ場のない飛行機に閉じ込められ、ネズミみたいに死んでいく様子が面白いから」と語り、要求は「俺と一緒に、この飛行機に乗る人全員が死ぬこと」と言い放ち死亡しました。

機体を1人で操縦していたヒョンス副操縦士の体にも水疱ができ始めていました。

意外とあっさり犯人が死んだことに驚きましたが、ワクチンなどの情報もなくこの後の展開がどうなるか興味が湧いてくる展開でした。

パクの過去とウィルスの原因・・・・

その直後、ウィルスに感染した機長が死亡し操作不能になり飛行機が激しく急降下していきました。パクとヒョンスは急いでコックピットに駆け込み間一髪のところで墜落は免れました。

地上では機内の様子を撮影した乗客がネット上に動画をアップしたことにより、国民は飛行機テロのことを知りスカイコリアン航空にはマスコミが殺到しました。
キム大臣は、マスコミとテレビを見ている国民に向けて現時点で把握している情報を全て明かしアメリカとの交渉の為に渡米する事にしました。

その頃、機内では、感染者の疑いがある乗客と医者は機体後方へ、非感染者は前方へ移動するよう、乗務員たちが誘導していました。
アトピー持ちのスミンの湿疹を、ウイルスの感染と疑われスミンも後方へ連れていかれるのでした。

この辺りの描写は韓国映画の鉄板ですよね・・・

アメリカに臨時着陸の許可をもらいたいキム大臣ら対応チームのもとにアメリカから、「真相が解明されるまでKI501便の着陸を断固拒否する」とホワイトハウスから通達がありました。

機体を1人で操縦していたヒョンス副操縦士は仕方なく航路を仁川空港に引き返すことにした直後、ヒョンスにも水疱が現れ、乗客乗員も相次いで死亡し、機内はパニックになるのであった、

自分自身も感染している事を察したヒョンスは、かつて優秀なパイロットだった元機長のパクに操縦を頼むことにしました。

2人には過去に確執がありパクが操縦する機体でトラブルがあり巻き込まれたて死亡した乗務員の1人がヒョンスの妻だったのである。
パクはその日以来、パニック症候群に陥ってしまい飛行機を操縦できなくなり、パイロットを辞職したのであった。

ここにきてやっとパクの過去がわかり、最初のシーンに繋がる事がわかるのかぁ・・・

一方クたちも困難にぶつかっていた。ジンソクの元職場であるブリコム社が捜査に協力しない事に・・・
捜査令状が出るのを待っていたクのもとに、ブリコム社の社員から情報提供の電話があり、社員のソンフンがテロのニュースを見るなり不審な素振りをしていたと伝えてきました。
ソンフンの家へと急行したク達はソンフンを捕まえ尋問すると、数年前にジンソクがウィルスよって3人の研究員を感染させ2人を死亡、1人を寝たきりにしたのであった。

この事件でブリコム社は、ジンソクの過失として事実を隠蔽し彼を解雇したのであった。

ジンソクの家で発見された遺体から検出されたウイルスが、ブリコム社の実験用ウイルスと一致、クたちはブリコム社に乗り込みますが捜査令状がないので入れさせないと押し問答・・
その時キム大臣が現れ、ブリコム社に「ワクチンを提供すれば情状酌量の余地がある。事実が知れたら倒産では済まない」と言い放ちました。
この言葉に怯えたブリコム社は、抗ウイルス剤とワクチンを無償で提供すると公式発表するのであった。

クの命懸けの行動・・・結末。

一方上空では感染しているヒョンスの体力と残りの燃料を考えるとこれ以上の飛行を続けるのは難しいと考え「非常宣言」を発足して、日本の成田空港に緊急着陸しようとします。

韓国政府も日本政府に「ワクチンを確保したから、着陸に協力してほしい」と要請するが日本政府は、ワクチンに信頼性がないと緊急着陸を拒否するのであった。

仕方なくパクとヒョンスはなんとか機体を安定させ、成田空港への着陸を諦め、韓国に行く事にしました。しかし韓国政府と国民はウイルスの拡大を恐れ着陸を許可しないのであった。

その時クが自分自身にウイルスを投与し、抗ウイルス剤の実験体になる事を決意しウイルスを強引に投与するのでありました。

上空では韓国市民の意見をネットで目のあたりにして乗客乗員の間でも、このまま韓国国内に着陸して、ワクチンを使って生き延びるか。家族や市民のことを考えて着陸せずにこのまま機内で死を選ぶか・・・・

既に全員がウイルスに感染している事がわかり乗客乗員達の意見は全員「降りない」と決断しました。

パクは地上にいる全ての韓国市民に向けてその事を声明し、地上にいる家族に向けて涙を流しながら別れを告げていきます。

一方病院だは、心肺停止状態だったクが意識を取り戻し、抗ウイルス剤が有効であることが証明されました。航空テロ対策本部は、KI501便に交信を試みるも交信を切断したため通じる事ができない為、家族にメッセージを送ってもらう事にしたのです。
メッセージを受けた家族たちは喜び、無事にKI501便は韓国に着陸するのであった。

その後、パクはワクチンの投与により日常を取り戻した乗客乗員の家族とパーティーを楽しんでいました。平和な日常を取り戻したかの様でしたが、クだけは後遺症が残り車椅子生活になっていました。
クは会話も出来ない状態でしたが、人々が救われたことを喜んで見ていました。

アメリカ政府より日本政府の方が冷酷に描写されているのが気になったけど・・・さすがに戦闘機が出動する事はありえないかなぁ。